ポルシェ911 カレラ2(964)のユーザー車検 2009年3月

                    購入時2年車検付きで車両を購入して初めての車検です。

                    1年前に1万キロ点検をしていてそれからまだ3,000kmしか走行していないのと、

                    昨今の経済状況からしてもとてもショップで車検を取る気には

                    なれませんでした。

            気になるユーザー車検費用(964の場合)

                申請用の用紙代    \50
                    自賠責24ヶ月分     \22,470
                    重量税(1.5t未満)    \37,800
                    検査費用+登録料    \1,800(\1,400+\400)

                合計          \62,120             

                         ユーザー車検の流れ(国土交通省)

                         http://www.mlit.go.jp/jidosha/kensatoroku/kensa/kns02.htm

事前点検  → 検査予約  → 検査場で書類入手 見学 →  検査場で検査
20093
事前準備
車両について

車検前にちょうどオイル交換の時期が来ましたので交換と、交換に持っていく数日前にバッテリーを

上げてしまったので、バッテリー充電をいつものメンテナンス工場『ラフタイム』さんにお願いしました。

バッテリー充電はゆっくり1-2日かけて充電した方が良いと言うことで車を預けてきました。

ラフタイムさんはいつも通り一辺倒の整備だけでなくオーナーが気がつかないちょっとした不具合等

車を預けた際に見ていただけるので助かります。(時々思いがけない緊急重整備になってショックを

受けることもあります)

 今回はなんと左リアのシャフトブーツ破れが見つかり、これでは車検に通らないと言うことで

緊急メンテナンスとなり出費も増えてしまいました。しかし考えようによっては車検場で発覚

せずに事前にわかって良かったと言うことでしょう。

前置きが長くなってしまいましたが日頃の整備以外に車検のためしたことは
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@ ヘッドライトのリングはずし(光軸調整がすぐできるように)ラフタイムさんが気を利かせて外してくれました。
CIMG3337.JPG (42436 バイト) A 盗難防止用ホイールナットキーの取り外し。(自分で行いましたがラフタイムさんのアドバイスによります)

外観の検査の時に係の人が小さなトンカチでホイールナットの締め付け等確認するためです。ちなみにホイールカバーをしている鉄チンホイールの人はカバーを外しておかないといけません。

B ヘッドライト、ウインカー、ワイパー、ウォッシャー、ブレーキランプ、フォグランプ、ナンバー灯のチェック
書類と手続きについて
予約

車検は車検の有効期限が切れる1ヶ月前から受けることできます。(有効期限は車検証に書いてあります)

フロントガラスのシールの何月と書いてある月の月末ではありませんので注意しましょう。

私の場合は有効期限が4月4日ですのでシールは4月になっていますが4月末は車検切れです。

自動車検査証(車検証)
20090312b.jpg (45492 バイト) 20090312c.jpg (53617 バイト) 車検有効期限を確認しましょう

現在は検査を受ける前日までに インターネット、電話、FAX等で予約を取らなくてはなりません。

検査予約のホームページアドレスを記載しておきますが電話,FAXでの予約の取り方は各運輸局

検査事務所のページから見てください。

私が検査を受ける3月は登録台数も多いためか車検場も混んでおり、ネットからは10日先まで

予約可能なのですが、9日先か10日先しか空いていませんでした。

3月末に近づくとさらに混んで来ると思います。早め早めの予約が良いでしょう。

逆にお盆時期やお正月等はすいているようです。

予約時には時間帯区分が午前2回 午後2回 計4回に分かれています。検査で不具合が

でた場合、当日中に再検査(2回まで)であれば、検査料は初回のみの分でかかりません。

光軸等簡単な調整で直るところの不合格部位であれば午前中の検査であれば再検査も

当日中に可能だと思います。翌日以降は再度検査料が必要です。

 リンク
 検査の予約 http://www.kensayoyaku.mlit.go.jp/CarAnswer/app
 全国の運輸局   http://www.mlit.go.jp/jidosha/kensatoroku/sikyoku/area_cb.htm
 自動車検査・登録ガイド   http://www.mlit.go.jp/jidosha/kensatoroku/inspect.htm
書類準備
2009年3月11日
必要な書類(継続検査、名義、住所変更等の無い場合です)金額は964ポルシェの場合です。
@自動車検査証(車検証)
A自動車税納税証明書
B自動車損害賠償責任保険証明書
C審査依頼書・審査結果通知書
D継続検査申請書
E自動車重量税納付証
F点検整備記録簿
Gリサイクル料預託証明書(リサイクル券)リサイクル券
@とG以外は検査場で入手できます。
中部運輸局愛知運輸支局

小牧自動車検査登録事務所
 で入手する書類
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自動車税納税証明書(私の場合納税したときの領収書を無くしてしまったので車検場の機械で取り出ししました)無料です。
ナンバープレートの番号と車台番号の一部を入力すると印刷されます。車検証を見て入力してください
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納税証明発行機 ピンぼけ納税証明書
自動車損害賠償責任保険証明書
P1000010.jpg (70734 バイト)  

継続検査の場合 現在有効期限のものと継続後の2つ必要だと思います。

P1000003.jpg (51498 バイト) 自賠責保険加入お願いしますと言ってお金を払うと(\22,470)番号札を渡され2-3分で番号を呼ばれるので番号札と引き替えにもらってください
以下は7番窓口で継続検査用の用紙をくださいと言って購入してください。(確か50円だったと思います。
Image8.jpg (56498 バイト) P1000005.jpg (23843 バイト) Image10.jpg (38269 バイト) P1000006.jpg (38786 バイト)
審査依頼書・審査結果通知書 継続検査申請書 自動車重量税納付証 点検整備記録簿
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審査依頼書・審査結果通知書 検査当日8番窓口で印紙を購入添付します。後ほど検査コースで印字機に入れる用紙です。
継続検査申請書 --------- 鉛筆書きでするところとボールペン書きするところがあります。申請者・使用者が自筆などの場合印鑑が不要等場合分けがあります。
自動車重量税納付証 ----- 検査当日印紙を購入して添付
点検整備記録簿 --------- 検査日前までに自分でレ点を入れておきましょう。以前の点検簿等あれば参考にしてください。私の場合難しいtころも全てレ点を入れておきました。
書類の書き方は事務所内に記入例があります。わからない点や不安な点があれば検査当日に書類を提出することになる登録検査事務所の4番窓口の方に『初めてのユーザー車検でよくわからないので教えてください』と申し出れば忙しい時間帯でなければ丁寧に教えていただけます。

書類購入は前日までにすませておくとスムーズなのでその時に検査コース見学も一緒にすると良いと思います。(窓口の人に見学を必ず勧められます。)十分見学して手順を覚え込んだつもりでも心臓バクバクで焦りました。

P1000011.jpg (60636 バイト) リサイクル券

この制度が発足して数年経っているので未納の車は少ないと思います。

もし未納ならば支払わなくてはいけません。

検査当日
2009年3月12日
2009031202.jpg (56883 バイト) 当日はとっても良い天気でした
AM 8:00   −−−−−− 車検場到着 前日から緊張してよく眠れないのと万が一検査不合格になった場合当日中に再検査したいので、なるべく早く検査を受けたかった。
Image12.jpg (55461 バイト) すでに検査コースには車が並んでいます。

この時点で何コースで検査するのかわからなかったので駐車場に車は置いてありました。

慣れた方はわかるのかな?

AM 8:30  −−−−−− 自動車会議所内にて 自動車会議所内8番窓口はAM8:30より仕事が始まります。ここで重量税(\37,800)、検査用印紙を購入(\1400+\400検査料と登録料), 前日書類購入時に一緒に買おうと思って窓口に行ったら紛失等あるので車検当日の方が良いと勧められ当日に購入。これは前日でもかまわないと思ったのだが・・・。
AM 8:45   −−−−−− 検査登録事務所にて 4番窓口でユーザー車検の申し込み。書類一式と以前予約した時の予約番号(インターネット申し込みの場合メールが返信されて来るのでそれを持参。ここでも初めてのユーザー車検の旨伝えるとコースの下見を勧められる。検査コースは何番でも良さそうだが聞いてみると『2レーンか3レーンがいいよ』とのことで車を移動させる。
2009031207.jpg (38406 バイト) 検査コースで待っている間上手く検査手順がこなせるか不安でした。
いよいよ検査開始 検査レーンへ
AM 9:00〜 同一性の確認と外観検査 いわゆる外観の検査と車台番号、エンジン番号の照合、距離計の確認が主です。
私の前に並んでいたボルボの検査が異様に長引き(通常は1-2分で手早く進んでいきます。車台番号等どこにあるか検査員の方がわからず手間取っていたようです)
私の順番がやってきました。
青い服の検査員さんに審査依頼書を渡してここでも初めてのユーザー車検を伝えます。
前方から  ウインカー左右,ヘッドライト、フォグランプ、ワイパー,ウインドウウォッシャー,ホーン(私の場合ホーンの試験は忘れられたのかありませんでした)
後方から    ウインカー左右,バックランプ,ブレーキランプ,ハザード、ナンバー灯
とにかく手早く進んでいきますのでついていくのが精一杯でした。
エンジンルーム(ボンネットフード内) 車台番号の確認
Image13.jpg (53007 バイト) Image14.jpg (66729 バイト) ポルシェの場合フロントとリアの両方を開けなければなりません。

リアのエンジン番号はみえにくいところにあります。

運転席  走行距離,発煙筒 (発煙筒は有効期限の確認があるかと思いましたがありませんでした。)
外観  よく見えませんでしたがたぶんロックナットの確認とかタイヤのはみ出し、溝など確認があったと思います。
テスター検査(第3レーン) いよいよ緊張のテスター検査です。緊張のあまりどんなテストをしたのかよくわからない状態です。
レーンに入る前にネットでは駆動輪によって選択ボタンを押す等書いてありましたが、ここではありませんでした。
また外観の検査した係の方から排気ガス検査の時には『Cボタン』を押してくださいと言われたのをおぼえています。
 

審査依頼書を受け取り いよいよレーン突入

通路上に引かれて白線に沿って真っ直ぐ車を進める。
記憶では前方の電光掲示板に前進、停止とかでたような気がする。

 

サイドスリップ検査

ブレーキ検査

駐車ブレーキ検査

スピードメーター検査

光軸検査

注)私の記憶違いで検査順番が違うかもしれませんがこの位置では上記5項目が一度に検査されるのは確かだと思います。これもあいまい 汗;

たぶん正しくは

サイドスリップ検査

     ↓

スピードメーター検査

     ↓

光軸検査

     ↓

ブレーキ検査

     ↓

駐車ブレーキ検査

です。

 

 

 

それとサイドブレーキをはずす。とか出ていたような気もする。

何しろ心臓バクバクで自分がブレーキを踏んでいるのかどうかもよくわからない状態だった。

自動的にサイドスリップ検査が終わったのかよく分からなかった。

若干落ち着いてきたように自分では思っていたのだが、『掲示板にスピードが40キロになったらパッシング』と出たのでアクセルを踏むがエンジン音は上がるがスピードメーターは『0km』の表示のまま。(オンボードコンピュータのデジタルスピード表示の方が分かり易いとおもってアナログのスピードメータは見てておらず確認する余裕すらありませんでした。)

検査の人が脇にいた事も気がつかなかったのですが、『40キロにスピードを出して!』と言われると同時に、ギアがニュートラルに入っていることに気がつきました。

Dレンジにいれてアクセルを踏むとスピードメータが動きだし、38km/h時点ぐらいからネットの教え通り長めにパッシングしました。

その後たぶん電光掲示板にスピードメーター「○』と表示されたかもしれません。

今スピードメータ検査だったと思ったら、今度は『ヘッドライトを上向きでつけて』と表示が目にはいると同時に、ヘッドライト前に50センチ四方くらいの白い反射板が移動してきました。

電光板を見ていると左ライト『×』と表示され『あー光軸はダメか』と思っていると再度検査をするような動きで四角い反射板が移動してくるので、なぜかここだけ冷静で『ヘッドライトの高さ調整ダイヤルを一か八か若干上向き加減に調整するように目盛り1から通常の『0』にしてやると、なんと左ライト『○』が出るではありませんか。そのまま右に移動して当然右ライト『○』の表示『やったぁ〜』

P1000014.jpg (49994 バイト)

無事光軸もクリアして 

電光板に[  『サイドブレーキをはずして』→『フットブレーキを踏んで』→『フットブレーキを離して』とか表示される。

これはネットで読んだようにブレーキはめいっぱい踏んで、離すときは素早く離すを実践。

次ぎに『サイドブレーキを引いて』と表示される。これもネットの教え通りめいっぱい引いてやった。

共にこれまた電光掲示板に『○』がついたと思います。またその電光板の指示で第二セクションへ前進。

 

 

 

排気ガス検査 車を前進させ所定の位置で止め おりてレーン入場前に係の人にいわれた『Cボタン』をおそうとするがどこにあるか分からなかった。ちょっとおろおろしていると『Cボタンを押して』と別の係官がよってきて教えてくれた。

ここでも電光掲示板にしたがって ブローブ(細長いセンサー棒の様な物 どこかのサイトではススで真っ黒なので持ち手以外はさわらないようにと注意してあったのを思い出す) をマフラーの中につっこみ センサーの判定が出るまでそのまま入れている。

これも事前に測定しているわけでもないし、普段そんなチェックはしていないので不安だったがなんと二つの表示『H』『C』だった様な気がするが両方『○』の判定。

ここでは確か審査依頼書を判定印字機に矢印方向から差し入れた。

さあいよいよ最後

 

下回り検査 車をまたまた前進させて所定の位置に止めると ピットの下で検査員がコツコツとなにやら確認をしている様子。

車の中からでは何をしているかよく分からない。前方に下で作業している検査員の様子が写ってはいるけれど不鮮明(目が悪いからか)よく分からない。

下の方で何か声がするので何度も聞き返すと『エンジン止めて』と言うことだった。

しばらくするとこれも聞こえにくかったが、『車を前方に出して審査依頼書を印字機にいれて』と言うことだった。

これも右前方にある電光板に指示があったかもしれません。

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検査レーン出口 レーン出口横の総合判定所 総合判定所入り口 検査登録事務所内
これで検査終了。なんと全項目合格。

あとはレーンを出たところに車を止めて、検査登録事務所前の総合判定所へ行って全ての書類をそろえて提出。

なにをしてくれたのか分からないけれど、返ってきた書類を持って検査登録事務所3番窓口に提出すると新しい車検所とフロントガラスに貼り付けるシール、返却書類をくれる。

めでたく初ユーザー車検完了です。

お疲れ様でした。なんと終了は

午前9時30分でした。

心臓バクバクで何が何だか分からないうちに、検査が終わりました。検査ラインにいるのはほんの10分くらいでは無いでしょうか?終わってみればあっという間の出来事で再検査項目が無くほっとしました。次回もユーザー車検を受けるつもりですが、日頃のメンテナンスがしっかりしていないと検査場であわてることになりますので、点検、メンテナンスは怠らないようにしたいと思います。

ポルシェは走行不能になるような大きな故障は少ないのですが、ちょっとした不具合でも国産車よりはお金がかかるので、何も故障のないことを祈ります。

 

 

20090312a.jpg (50808 バイト)

参考にさせていただいたサイト(初めてユーザー車検を受けるに辺り大変参考になりました)

ユーザー車検ガイドY-works   http://www1.plala.or.jp/yworks/

ユーザー車検への道   http://www.user-shaken.info/

 ユーザー車検マニュアル http://www.ne.jp/asahi/some/home/sub82.htm

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